クリームシチューについて
クリームシチューは鶏肉、豚肉などとジャガイモ、タマネギ、ニンジンなどの野菜を煮込み、ホワイトソースを加え、牛乳やスープでのばして仕上げた料理です。欧米の料理と思われがちですが、実は日本独自で発展したシチューです。海外には完全に同じものはなく「クリームシチュー」という名称も日本で作られました。
クリームシチューの歴史
第二次世界大戦の終了後に学校給食に取り入れられたことがきっかけで認知度が大きく高まりました。食糧事情が劣悪な時代、子どもたちに栄養のある食事を与えようと政府が先導して作った料理の白シチューが、クリームシチューの原型となります。
当時は牛乳ではなく脱脂粉乳を使用していました。
クリームシチュー と ホワイトシチュー はどう違う?
クリームシチューもホワイトシチューもベシャメルソース(小麦粉とバターを加熱して混ぜたルーに、牛乳を少量ずつ加えながら溶いて煮詰め、塩、胡椒などで調味した白いソース)を利用する点では共通しています。
ブラウンソースを使ったシチュー(ブラウンシチュー)との対比でホワイトシチューと呼ばれることがあります。